2000年夏休み ドイツ・ノイシュバンシュタイン城の思い出(小学生子連れ旅)

しばらくは、旅の予定もないので古い旅の思い出を整理しています。

今回は、前ページの2000年フィンランド・ムーミンワールドに行く前に訪れたドイツ・ノイシュバンシュタイン城の思い出です。かれこれ20年近く前の旅行ですので、現在とは状況も金額も何もかもがかなり違っていることと思いますし、古い記憶ですので、思い違いもたくさんあるかと思います。どうかご容赦くださいね。もしよろしければお付き合い下さい。

ドイツの通貨はまだユーロではなく、ドイツマルクでした。1マルク=52円くらいでした(2000年7月頃)。

ロマンチック街道を観光バスで

私と小学生の娘二人の三人で、2000年夏休みにドイツとフィンランドを訪れました。ドイツはフランクフルトから様々な観光スポットを回りながらミュンヘンまで行く現地手配の日本語観光バスを利用しました。ハイデルベルグやローテンブルグなど美しい観光地ばかりで感動の連続でしたね。ANAビスターナヨーロッパ号というバスでした。2000年当時、ドイツ手配の場合大人12,000円(日本手配の場合14,000円)で、12歳以下のこどもは無料でした。とてもいいバスでしたが、今はもうないみたいですね。

霧にけむるハイデルベルグ城。

ローテンブルグの街並み。イベントなのか?中世の仮装をしている人たちがいました。背景にマッチし過ぎ!

ディンケンスビュール。可愛らしい建物が並んでいました。

ミュンヘン

私たちは、ミュンヘン駅隣接のインターシティホテルに宿泊しました。このホテルは、ミュンヘン駅構内と言ってよいほどの立地で電車も地下鉄も乗りやすいし、周辺にはお店やレストランもたくさんあって本当に便利でよかったです。朝食もまずまず。でもさすがにホテルランクからすると宿泊代金は高めでした。

インターシティホテル(ミュンヘン)。外装は古臭いけど、中はきれいで朝食もまぁまぁよかったです。立地が最高!

ミュンヘンでは、あちこち観光しました。市庁舎の歴史を感じさせる荘厳な建物と音楽とともに回る大きなお人形が印象的でしたね。

立派なミュンヘン市庁舎

時間になるとお人形が回ります。人間くらいの大きさがあるんですって。

ノイシュバンシュタイン城

ドイツには5日間滞在しましたが、いちばんのお目当てはノイシュバンシュタイン城に行くことでした。このお城はディズニーランドのシンデレラ城のモデルになったとも言われていますね。王子様お姫様の住んでいるお城イメージそのままの美しいノイシュバンシュタイン城。訪れることが出来て本当にうれしかったな。

ノイシュバンシュタイン城までは、電車とバスを乗り継いで行くことにしました。

6:51発のLindau行きの列車に乗りました。乗り場はホームのかなり右端でミュンヘン駅でありながらシュタルンベルガー駅と呼ばれるエリア(27番から36番ホーム)でした。ローカルな各駅停車の電車なので、古臭いボロボロ電車かと思ったら、案外きれいで2等車両でも十分ゆったりとしていて乗り心地もよかったです。朝早いせいか車内はとても空いていて、私たち親子以外同じ車両には誰もおらず、娘たちはまるで自宅でくつろいでいるかのように、マンガを読みながら座席にゴロゴロ転がれるほどでした。お行儀悪くてごめんなさい。

Lindau行きの列車。

同じ車両には一人もお客さんがおらず、こんなにくつろいでしまいました。お行儀悪くてゴメンなさい。

車窓からの景色は、ひたすら牧草・牧草・牧草・・・麦畑・麦畑・麦畑・・・とうもろこし畑・とうもろこし畑・とうもろこし畑・・・牛・牛・牛・・・・といったのどかな風景。7:42、50分くらい乗車したところでBuchloe駅に到着しました。すぐ向かいのホームにFussen行きの電車が既に停まっていたので一応車掌さんに、「Fussen行きですね?」と確認してから、乗車。7:46、Fussenに向けて出発。

景色は相変わらず、牧草・牧草・牧草・・・麦畑・麦畑・麦畑・・・とうもろこし畑・とうもろこし畑・とうもろこし畑・・・牛・牛・牛・・・・。あまりののどかさに途中うとうとしているうちに、8:57、Fussen到着。小さな可愛らしい駅でした。

Fussen駅。田舎の小さな可愛らしい駅でした。

駅前のバス停からバスに乗りました。切符は運転手さんから買いました。往復も買えるし、おつりももらえて便利(大人1人&子供2人往復で10DMくらいだったかな?)。ほどほどの乗車率でバスは出発しました。ホーエンシュバンガウバス停到着間近頃、山の上に霧にかすむノイシュバンシュタイ城が見えてきて、乗客からうぉーっと低い歓声があがりました。気分が上がるね~。15分くらいでホーエンシュバンガウバス停に到着しました。

バス停からすぐのところにあるチケットオフィスで、ノイシュバンシュタイン城のチケットを買いました。2000年当時入場料はたった14DM(約730円)で、こどもは無料でした。見学ツアーの言語はドイツ語・英語・AUDIO(ドランシンバーのような案内音声の出る機械で説明を受ける)から選択。日本語ツアーもあると聞いていたので、私は日本語ツアーにしたいと言ったら、AUDIOのチケットを手渡され、これで日本語の列に並ぶように言われました。9:50頃チケット購入で、お城入場指定時間は11:10でした。マリエン橋近くまでミニバス乗り、そこからさらに徒歩で15分くらいかかるらしいので、あと1時間20分しかないということは、これはすぐにミニバス乗り場に向かった方がよさそう。

ミニバス乗り場は既に長蛇の列。列に並んでいるのはほとんどが、日本人のおじさま・おばさまでした。3台めのバスにやっと乗車。このミニバスは乗車料金が必要なはずと思ったのですが、みんなは改札の小屋のようなところでお城入場チケットを見せて入っていったので私たちもそうしてみましたら、バスに乗るときにも降りる時にも支払いはありませんでした。もしかしたら、料金支払い済みのツアー団体にまぎれてしまってOKだったのかなぁ。それとも入場チケットにミニバス代込?このミニバスの料金に関しては謎・・・。

ミニバスは急な坂道をぐにゃぐにゃと上り、マリエン橋ふもとのバス停に10分ほどで到着しました。ミニバスのバス停からお城へ向かう道はかなり急な下り坂でした。天気が悪かったので雨で道が滑りやすかったです。途中の展望台からは、ホーエンシュバンガウ城と湖が見えました。

ホーエンシュバンガウ城と湖。

10:30頃、それから上ったり下ったりと15分くらいで、お城エントランスに到着。やっと来たよ~と見上げてみても、お城は巨大すぎて、全然形がわからずイメージがわかないな。日本人団体客の皆さんがたくさんいらしたので、その後ろにちょこんと並ばせてもらいました。

お城入口。雨だったので娘たちはカッパを着ています。

10:45頃、いよいよお城の中に入場。残念なことにお城の中は写真撮影禁止なんだって。日本語ツアーはガイドさんが出てきて、説明しながら歩いてくれるのかと思っていましたが、スピーカーで日本語案内が流れるシステムでした。まず着いたところは、玉座の広間。キンキラキンで正面にはキリストの絵画、壁面にも全てゴージャスな絵画がいっぱい。王冠の形のシャンデリアもスゴイよ。でも、玉座の間なのに、肝心の玉座がないんだよね。玉座が置かれる前に王様が死んでしまったそうです。これだけ立派なお城を建てられても、不幸せな王様ですね。

それから順番は忘れたけれど、歌人の間(つまりコンサートをする部屋。しかしここも王様の存命中1度もコンサートが行われることはなかったそうな)、執務室、寝室(彫刻がゴージャスすぎて私なら安眠できそうもない)、洞窟(石膏で作らせたタンホイザーの洞窟)など、豪華絢爛な城内を見学しました。

そしてお手洗いと売店のエリアに着き、ツアーは終了みたい。お腹も空いてきたことだし、お城の中にあるカフェでランチを頂くことにしました。このお城を建てた王様でさえ、たった172日しかこのお城に住めなかったというのに、今日来たばかりの旅行者である私たちが、このお城の中でお食事をいただけるなんて申し訳ないわね。このお店は好きな料理をお盆に載せて最後に会計をしてもらう形式。長女はビーフシチューとチーズケーキ、二女はウィナーシュニッツェルとチーズケーキ、私はサンドイッチなどを頂きました。お値段も観光地(それもお城の中!)の割にそれほど高くなく、美味しかったです。

お城の中のカフェでランチをしました。

ランチを終え、出口に向かおうとすると実はまだ見学順路は終わっておらず、最後の見学場所調理場があった。そしてそれを見てから、出口を出ました。

外観も内装も立派で豪華すぎるほど豪華なのに、王様(ルートヴィッヒ二世)は全然幸せな人生ではなかった(1886年ルートヴィヒ2世は政府の手によって捕えられ、精神異常者としてベルク城に幽閉され、シュタルベルク湖で謎の死を遂げる)ようなのが、悲しいですね。もちろん国の財政を顧みず、自分だけの夢のお城建造に没頭した自分勝手な王様に、不幸な結末も当然と言えば当然と言えますが。

お城観光を終えて外に出ると、雨は上がっていました。せっかくなので、写真撮影にマリエン橋を目指すことにしました。行きは急な下り坂だったので、当然今度は急な上り坂になります。運動不足の身には結構堪えます。ふーふー言いながらマリエン橋に20分くらいで到着。

絶好のお城撮影ポイント、マリエン橋に向かいます。

マリエン橋からはノイシュバンシュタイン城の全景を撮影することが出来ます。

マリエン橋はたくさんの人でにぎわっていました。無理ないよね。ノイシュバンシュタイン城の全景がくっきりはっきりと見渡せるスポットなんだもの。でもつり橋になっていて、床板の隙間からは遥か下方(めちゃめちゃ高さがあるよ)の川の流れが見えるから、高いところが苦手な人は足がすくむかも?

さんざん写真を撮りまくり、しっかりこの美しいお城の光景を目に焼き付けてから山を降りることにしました。

行きはミニバスで来たけれど、帰りは下り坂だし、雨も上がったことだし、歩いて行くことにしました。馬車乗り場がありましたが、マリエン橋行きかな?

馬車も待機。

20分くらい歩いて、ホーエンシュバンガウの町に到着。それからバスに乗ってFUSSEN駅に向かいました。行きとは全然違う道で、途中キャンプ場を通り(ここでたくさんのボーイスカウトの少年たちが大荷物を抱えて降りて行った)、その後ペンションやおみやげ物屋さんが建ち並ぶ可愛い道を通って行きました。このペンションが立ち並ぶ道からは真正面に山にそびえ立つノイシュバンシュタイン城の眺めが壮観でした。行きよりも少々時間がかかって25分くらいで、FUSSEN駅到着しました。

13:30頃、Fussen駅に到着しましたが、ミュンヘン行き直通電車は15:05発だったので、それまでFussenの町をぶらぶらしました。歩行者天国にもなっているライヘェン通りは、ものすごい人出で、まるで原宿かなにか?のようでした。通りにはびっしりとおみやげ物屋さんや雑貨屋さん、洋服屋さん、レストランやカフェがあります。ぶらぶら歩いているうちに、うちの愛犬ビーちゃん(ビーグル犬)の皮膚をたらんたらんにたるませたような可愛いワンコ(バセットハウンド犬)を発見!どうしてもお留守番の夫に見せたかったので、飼い主さんに頼んで写真を撮らせてもらいました。

今は亡き愛犬ビーグルのビーちゃんによく似たワンコちゃん発見。

お土産物屋さんやカフェなどでにぎわうライヘェン通り。

15:05、Fussen駅発。車内は行きと同様にガラガラで、一車両に1家族貸し切り状態でした。乗り換えなしなので、のんびりだらだらとくつろぎながら、ミュンヘンまでを過ごしました。観光バスはもちろん便利だけど、こんなにのんびり出来て列車の旅もいいもんだなぁと思いました。

帰りも空いていたもので。お行儀悪くてゴメンなさい。

ミュンヘン駅。明るくて広いきれいな駅です。

ノイシュバンシュタイン城は本当に美しいお城でした。とてもよい思い出です。

ちなみに、20年近く前のこの旅行時に小学生だった二女が数年前、お友達と再びノイシュバンシュタイン城を訪れる機会がありました。2月でしたので、雪景色のノイシュバンシュタイン城がとても美しかったそうですが、気温は氷点下で極寒だったようです。

雪景色のノイシュバンシュタイン城も素敵ですね。

素敵だけど寒そうなので、私はやはり夏に行きたいです。

最後までお付き合い下さいまして、ありがとうございました。

2000年夏休み ドイツ・ノイシュバンシュタイン城の思い出(了)

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